秋季彼岸法要

2006年9月21日に厳修しました秋彼岸法要で次の挨拶をされました。

< 会長挨拶>
夏が終わり、まだかなり暑いですけれどもお彼岸となりました。
昨日から、戦争を知らない世代の首相が選ばれた世の中の代わりを感じます。
遺族会の方、美山会の方、 教会役員の方皆様お忙しい中ご参列賜り妙長寺の山田住職様を導師として本年も秋季彼岸法要を修められることを大変ありがたく感謝いたします。

この法要は昭和52年以来『世界平和』を目標に掲げ務めさせていただいております。
今も世界では、一神教の宗教の名の基に自分の命を犠牲にし他人の命を奪い生鮮と正義を掲げる国や、自国の顕示のため核の脅威を正当化しようとする国などもあり、世界平和の難しさを感じます。しかしながら、ミトラス教という独自の宗教観を見出し神仏習合文化を構築した日本に住まい仏教徒でよかったと痛感に感じます。世界平和にはまだまだ大変な時間がかかりそうですが、一人でも多くの方々が御仏のすばらしさを知り観音様を信仰され、佛国土となりますことを切に望む次第です。では、本日も観音胎内合祀の方々の追善供養のため山田住職様導師の下、共に観音経を唱和してご冥福をお祈りしたいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。

< 山田住職>
私も一緒にお唱えすることが出来ましたこと本当に有難く思っております。
毎年東京湾観音の合祀者を弔うことが、私たちにとっても彼岸法要です。
私ごとですが、同席していますのが息子です。大学4年で修業を終えると日蓮宗の住職の資格を得ます。こうして皆様と一緒に法要を務めたことは大きな糧となると思います。先代も70歳の病を経て精一杯僧侶としての道を歩み、生き様を最後まで見せてくれました。皆様も最後まで頑張って生き様をお子さん、お孫さん、ひ孫さんまで見せ続けていただきたいと思います。
又、ここの坂は洗心坂とよく命名されたと思います。清められた良い気をもってゆっくり坂を降り娑婆でいい風を吹かせていただけたら有難いと思います。

< 遺族会会長>
戦後60年が経過し、あの非常に多大な犠牲を出し、多くの方が困難に直面した太平洋戦争も風化されようとしています。遺族会も高齢化の波が押し寄せて、減少の一途ですが、この法要には感謝いたします。私たちもお礼に追悼の意をささげそして平和の尊さを伝えてゆきたいと思います。

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東京湾観音
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